筋膜の滑動性(上腕二頭筋・前脛骨筋・上腕三頭筋・腓腹筋)について
筋膜の滑動性との出会い
今から約20年前に筋・筋筋研究会で発見された筋膜の特性です。
今は随分と色んなところで筋膜と聞くようになりましたが、20年前は全然でしたね…
筋膜の滑動性とは
ある動きをしたときに、筋膜(実際には皮膚ですが…)に軽く触れ滑らすように動かすと、偏った動きが出るんです。
触り方に少しコツがいりますが、慣れれば誰でもわかりますよ。
筋膜の滑動性を確認してみよう!
上腕二頭筋の滑動性
では、自分の上腕二頭筋(力こぶの筋肉です)で、滑動性を確認してみましょう!
まず肘を90°に曲げます。
そして、上腕二頭筋の真ん中に触れて、少し凹むくらいに圧力をかけます。
そのあと、肘方向へ指を滑らすように動かします。
また始めにもどり、今度は肩方向へ指を滑らすよう動かします。
どうですか?
肘方向へは動きづらく、肩方向には動きやすかったと思います。
これは筋肉が収縮したときに、筋膜に中枢方向への滑動性が生じたからです。
滑動性は当然の事ながら、全身のあらゆる部分にあらわれます。
前脛骨筋の滑動性
次は、前脛骨筋(スネの筋肉です)で、確認してみましょう。
前脛骨筋は、爪先を持ち上げる筋肉になります。
では、少し爪先を持ち上げて下さい。
そのままで、前脛骨筋に膝方向への滑動性の出ている所を足首の方から、上に探して見てください。
どうですか?見つかりましたか?
今度は目一杯、爪先を持ち上げて滑動性を調べてみてください。
最初よりも膝に近い所に、滑動性が生じませんでしたか?
これは、関節の屈曲が大きくなるにつれて、起始部に滑動性が移動していくことによっておこります。
これらの中枢方向に向かう滑動性を実力点といいます。
上腕三頭筋の滑動性
次は、上腕三頭筋(二の腕の筋肉)を使って、やっていきたいと思います。
肘を90°にします。
そして、上腕三頭筋の真ん中に触れ、少し凹むくらいに圧力をかけます。
その後、肘方向へ指を滑らすように、動かします。
また始めにもどり、今度は肩方向へ指を滑らすように動かします。
どうでしょう?
今回は、肩方向へは動きづらく、肘方向へは動きやすかったと思います。
これは上腕二頭筋の時とは逆に、上腕三頭筋の筋膜には、末梢方向への滑動性が生じたからです。
腓腹筋の滑動性
最後に腓腹筋(ふくらはぎの筋肉です)で、確認していきます。
腓腹筋は、爪先立ちをする筋肉になります。
では、爪先を少し持ち上げて下さい(この動作をすると腓腹筋は引き伸ばされる状態になります)。
そのままで、腓腹筋に踵方向への滑動性の出ている所を踵の方から、上に探してみてください。
どうでしょう?見つかりましたか?
今度は目一杯、爪先を持ち上げて滑動性を調べてみてください。
最初よりも、膝の方に滑動性が生じませんでしたか?
これは関節の屈曲が大きくなるにつれ、起始部に滑動性が移動していくことによって起きます。
これらの末梢方向に向かう滑動性を虚力点といいます。
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