猫背と腰痛は関係ある?重いものを持つ仕事でぎっくり腰になった20代男性の整体事例【高田馬場】
「小学生のころから猫背だと言われてきたけど、まさかこんなに崩れているとは思わなかった」
今回ご紹介するのは、20代後半の男性K様の事例です。お仕事で重い機材を運ぶことが多く、今年はぎっくり腰のような強い腰痛も経験されていました。
猫背と腰痛の関係、重いものを持つお仕事の方が気をつけたいことを、K様の事例をもとにお伝えします。
来院のきっかけ
大きな鏡で見た自分の姿
きっかけは、全身が映る大きな鏡を買ったことでした。
「初めて自分の姿勢をちゃんと見たら、思ったより猫背で。首が恐竜みたいに前に出ている感じで、驚きました」
「多少猫背かな」くらいに思っていたK様でしたが、首が前に出て、背中が丸まり、肩が内側に入っている自分の姿を見て、何とかしたいと思われたそうです。
重いものを持つ仕事と腰痛
K様のお仕事は、重い機材を運ぶことが多く、ときには一人で担ぐこともあるそうです。今年は、ぎっくり腰のように腰を痛め、つらい時期があったといいます。
右肩で重いものを担ぐくせがついていて、体の使い方が右側にかたよっていました。
以前は整体に通っていた
K様は学生のころ、家族と一緒に整体に通っていたそうです。その経験から、「人の力を借りたほうがいい」と考え、予約をしてくださいました。
その後10年ほどは体のケアをしていなかったそうで、「ちゃんと続けておけばよかった」と話されていました。
強い腰痛があるときは、まず医療機関へ
じっとしていても腰が強く痛む、足にしびれがある、力が入りにくい、痛みがだんだん強くなるといった場合は、ヘルニアなどの可能性もあります。まずは整形外科で診てもらってください。
K様にも、強い痛みが出たときは無理をせず、医療機関を受診するようお伝えしています。
検査で分かった体の状態
右に傾いた体
正面から見ると、体が右に大きく傾き、右肩が下がっていました。両手が体の前に来ていて、巻き肩の状態でした。
横から見ると、首が前に突き出し、背中も丸まり、骨盤は後ろに傾いていました。後ろから見ると、肩甲骨の高さが左右で違い、背骨も右に曲がるような傾向が見られました。
背骨が横に曲がっている傾向が強い場合は、側弯症の可能性もあるので、一度整形外科で確認しておくと安心です。
肩の動きと左右の力
腕を上げると、右腕が耳まで届かず、途中で引っかかっていました。
両手を横に広げて上下から力を加えると、右側は強く耐えられるのに、左側はまったく耐えられませんでした。右側ばかりを使ってきた体のかたよりが、そのまま表れていました。
体幹と骨盤
お腹を押すテストでは、腹筋にほとんど力が入りませんでした。体を支える力をうまく使えていない状態です。
うつ伏せで骨盤を確認すると、左右の高さに大きな差がありました。重いものを右側で持ち続けてきたことも関係していそうです。
背骨も一本の棒のように硬く、本来のしなりがありませんでした。
足のアーチ
足のアーチもくずれて、扁平足ぎみでした。見た目にはしっかり筋肉がついているのに、足の力を測るとうまく入りませんでした。
呼吸の浅さ
K様は、混んだ電車で息苦しく感じることがあるとも話されていました。肋骨がとても硬く、呼吸のときに胸があまり動いていませんでした。
息苦しさが続く場合や、動悸やめまいをともなう場合は、姿勢以外の原因も考えられるので、医療機関にも相談してください。
施術の流れ
インソールで足元から
最初に、足のアーチを支えるインソールの上に立ってもらいました。すると、上がらなかった右腕が、スムーズに耳まで上がるようになり、「え、上がる感じがわかります」とK様も驚いておられました。
骨盤と背骨を整える
うつ伏せで、骨盤と背骨を軽く揺らすようにして整えていきます。ボキボキ鳴らすような施術ではありません。左右の高さに差があった骨盤が、施術後にはほぼそろいました。硬かった背骨にも、少しずつしなりが戻ってきました。
全身の関節を整える
仰向けで、頭から足先まで全身を整えていきます。K様は足首と右の股関節が特に硬く、太ももの裏も張っていました。足首や股関節、骨盤の動きを整え、肋骨まわりもゆるめて呼吸がしやすいようにしました。
巻き肩と首
横向きで、硬くなっていた胸の筋肉をゆるめ、前に入っていた肩を整えました。仰向けで首まわりもとても弱い力で整え、前に出ていた首の負担を減らしていきました。
力が入るように
最後に、お腹に力を入れる動きを確認すると、最初はまったく入らなかった腹筋に、少しずつ力が入るようになっていました。「わかります。入ってきます」とK様。
施術後の変化
- 右に傾いていた体が、ほぼまっすぐに戻った
- 前に出ていた首が戻り、胸が開いた
- 肩甲骨の高さがそろってきた
- 耳まで届かなかった右腕が、耳につくまで上がるようになった
- 耐えられなかった左側にも、しっかり力が入るようになった
- 首・肩・腰・お尻・太ももの裏の痛みや違和感がやわらいだ
「呼吸がすごく楽になりました」「全然マシです」と、K様は話してくださいました。
変化の感じ方には個人差があります。
重いものを持つお仕事の方へ
左右均等を意識する
K様のように、いつも同じ側で重いものを持っていると、体は少しずつかたよっていきます。できるだけ左右均等に持つ、片側で持ったあとは反対側を動かしてバランスを取るなど、少しの工夫が大切です。
膝をロックしない
K様は、立っているときに膝を伸ばしきって固めるくせがありました。体幹で支えられない分を膝で支えている状態です。膝の力を少し抜き、足の裏の3点(親指の付け根・小指の付け根・かかと)で立つ意識を持ちましょう。
座るときは骨盤を立てる
背もたれに寄りかかると骨盤が後ろに倒れ、猫背になりやすくなります。椅子の前のほうに座り、骨盤を立てて座ることを意識しましょう。
おうちでできるセルフケア
ストレッチポール
ストレッチポールに頭からお尻まで乗せて仰向けになり、膝を立て、両手を横に広げて深呼吸します。K様も「すごくベタッとする感じがあります」と、胸や背中がゆるむのを感じておられました。
手の甲を床につけたまま腕を回すと肩甲骨が動き、片足ずつ上げ下げすると体幹のトレーニングにもなります。寝る前に5〜10分ほど行いましょう。
水分をとる
K様はコーヒーが多く、水はあまり飲まないとのことでした。コーヒーとあわせて、水もこまめに飲むようにお伝えしました。
食べ方と食いしばり
K様は、朝起きると顎が疲れていて、歯医者さんで食いしばりを指摘されたこともあるそうです。食いしばりが気になる場合は、歯医者さんにも相談しましょう。
食べるのがとても早いとのことだったので、ゆっくりよく噛んで食べることもおすすめしました。
寝る環境
寝るときはスマホを頭から離して置くと、通知や光が気にならず、眠りやすくなります。
通い方の目安
長年の姿勢のくせと、毎日のお仕事での負担があるので、1回の施術ですべてが変わるわけではありません。
K様には、最初の1か月は週2回、その後は週1回とペースを空けていき、8回を一区切りとして、インソールがなくても良い状態を保てる体を目指すことをご提案しました。
よくある質問
猫背と腰痛は関係ありますか?
猫背で背中が丸まると、骨盤が後ろに倒れ、腰に負担がかかりやすくなります。K様のように、体の左右のかたよりも重なると、腰の片側に負担が集まりやすくなります。
重いものを持つ仕事を続けながらでも整えられますか?
はい。お仕事を続けながら通われている方も多くいらっしゃいます。施術とあわせて、体への負担を減らす持ち方や立ち方もお伝えしています。
ぎっくり腰のときでも受けられますか?
強い痛みがある時期は、まず整形外科で診てもらってください。痛みが落ち着いてから、姿勢や体の使い方を見直していきましょう。
子どもの頃から猫背ですが、今からでも変わりますか?
K様も小学生のころから猫背でしたが、施術後には大きな変化がありました。長年のくせなので時間はかかりますが、何歳からでも見直すことはできます。
施術は痛くないですか?
軽く揺らすソフトな施術なので、痛みはほとんどありません。硬い場所を触ると、痛気持ちいいくらいに感じることはあります。
料金はいくらですか?
保険適用外の自費施術です。料金は施術料金ページをご覧ください。
まとめ
猫背と、重いものを片側で持つ体の使い方が重なると、骨盤や背骨がかたより、腰に負担が集まりやすくなります。
痛みが落ち着いているときこそ、体のかたよりを整え、日常の体の使い方を見直すタイミングです。体からのサインを見逃さず、早めにケアしていきましょう。
猫背について詳しくは猫背のページで、20代の方の事例は25歳男性の日記、26歳女性の日記でもご紹介しています。
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