巻き肩と反り腰は同時に治せる?ダイビングで反り腰を指摘されたSEの整体事例【高田馬場】

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巻き肩と反り腰。一見ばらばらの悩みに見えますが、実は一緒に起きていることがよくあります。

今回ご紹介するのは、システムエンジニアとして働く30代のK様の事例です。趣味で始めたダイビングのインストラクターに「反り腰がひどいから、このままだと腰を痛めるよ」と言われ、来院されました。

巻き肩と反り腰がなぜ一緒に起きるのか、自分でストレッチをしてもうまくいかない理由、そして日常でできるケアをお伝えします。

インストラクターに言われた「反り腰」

ダイビングを続けたい

K様は、魚を見るのが好きで、1年ほど前にダイビングを始めました。そこでインストラクターから指摘されたのが、反り腰でした。

ダイビングでは、重いボンベを背負って動きます。反り腰のままだと、その重さが腰に集中しやすくなります。

小学生のころから「姿勢が悪い」と言われてきたK様。これまで特に困ることはなかったそうですが、「好きなダイビングを続けたい」という思いが、姿勢と向き合うきっかけになりました。

YouTubeのストレッチができない

来院前、K様はYouTubeでストレッチの動画を見て、自分で直そうとしていました。ところが、紹介されているポーズそのものができなかったそうです。

「どこをどう直せばいいのか分からない」。巻き肩と反り腰が重なっていると、ひとつを直そうとしても別のところが邪魔をして、自己流ではなかなかうまくいかないことがあります。

当院のホームページを見て

当院のホームページの姿勢の写真を見て、「まさしく自分じゃん」と思ったことが、来院の決め手になったそうです。

巻き肩と反り腰が一緒に起きる理由

反り腰とは

反り腰は、骨盤が前に傾き、腰のカーブが強くなりすぎた状態です。腰の筋肉が常に緊張し、お腹の筋肉はうまく使えなくなります。

巻き肩とは

巻き肩は、肩が前に巻き込まれた状態です。K様は、手の甲が前から見えるほど肩が内側に入っていました。毎日のパソコン作業で前かがみの姿勢が続き、胸の筋肉が縮んでいたのです。

どうしてセットになるのか

頭や肩が前に出ると、体は倒れないように、腰を反らせてバランスを取ろうとします。逆に、腰が反ると、上半身はバランスを取るために背中を丸め、肩が前に入りやすくなります。

つまり、巻き肩と反り腰は、体がバランスを取ろうとした結果として、セットで起きやすいのです。だからこそ、どちらか一方だけを直そうとしても、うまくいきにくくなります。

膝を伸ばしきる立ち方

K様には、立っているときに膝をぐっと後ろに伸ばしきる癖がありました。もともと関節がやわらかいタイプで、関節を固めて体を支えようとしていたのです。

膝を伸ばしきって立つと、太ももの前がパンパンに張り、腰を反らせてバランスを取るようになります。これも反り腰を強くする原因のひとつでした。

検査で分かった体の状態

姿勢の写真

正面から見ると、首が右にずれ、それを補うように胸の左側が下がっていました。

横から見ると、耳の位置が肩よりかなり前に出ていました。K様も「壁に背中をつけても、頭がつかない」と話されていました。

後ろから見ると、右の肩甲骨が下がっていて、左右差がありました。高さをそろえると「気持ち悪い」「頭が傾いている感じ」と感じるほど、かたよった状態が体になじんでいました。

やわらかいところと、硬いところ

K様の体で特徴的だったのは、やわらかいところと硬いところが混ざっていたことです。

股関節はとてもやわらかく、ほかの人が難しいポーズも楽にできるほどでした。一方で、背骨は一本の棒のように硬く、四つんばいで背中を丸める動きがほとんどできませんでした。

関節がやわらかい方は、一般的な「ゆるめる」ストレッチよりも、体を支える力をつけることが大切になります。YouTubeのストレッチがうまくいかなかったのも、このためかもしれません。

肩の動きと重心

腕を上げると、両腕とも途中で引っかかり、耳までは届きませんでした。

左右に傾けるテストでは、左には耐えられるのに、右にはまったく踏ん張れませんでした。右のふくらはぎがパンパンに張っていたのも、右に重心がかたよっていたためと考えられます。

お腹と足の力

仰向けで両足を上げると腰が浮いてしまい、お腹で支えられませんでした。反り腰の方によく見られる状態です。

水泳もしているK様でしたが、足を上げる力もうまく入らず、「つまずくことが多い」という悩みにもつながっていそうでした。

施術の流れ

足元から整える

まず、足のアーチを支えるインソールの上に立ってもらいました。すると「後ろに重心がある感じ」「視界がいつもと違う」とK様。さっきは踏ん張れなかった右側にも耐えられるようになり、肩も上がりやすく、胸も開きやすくなりました。

骨盤と背骨を整える

うつ伏せで、骨盤と背骨を軽く揺らすようにして整えていきます。K様は「これで変わるんですか」と不思議そうでしたが、強い刺激は必要ありません。右が上がり左が下がっていた骨盤を整え、硬かった背骨、特に背中の部分を一つずつゆるめていきました。

全身の関節を整える

仰向けで、頭から足先まで全身を整えます。手の指を整えながら骨盤のかたよりを整え、肋骨まわりをゆるめて呼吸をしやすくしました。開きぎみだったあごまわりも、とても弱い力で整えると、首や肩がゆるんでいきました。

巻き肩を整える

横向きで、縮んでいた胸の筋肉をゆるめ、前に入っていた肩を整えました。K様も「胸が広がる感じ」「呼吸が入ってきやすい」と話されていました。

施術後の変化

  • 左右で違っていた肩甲骨の高さが、ほぼそろった
  • 一本の棒のようだった背骨に、しなりが戻ってきた
  • 骨盤の左右の高さの差がほとんどなくなった
  • 胸が開いて、呼吸がしやすくなった

K様は「視界がいつもと違う」「動いてきた感じがする」と、体の変化を感じておられました。

変化の感じ方には個人差があります。

巻き肩と反り腰のセルフケア

ストレッチポールで背中を伸ばす

ストレッチポールの上に仰向けに寝て、ゆらゆら揺れるだけで、いつも丸まっている背中を反対方向に伸ばせます。K様も「普段動かさないところが伸びる」と驚いておられました。

そのまま手の甲を合わせて腕を大きく回すと、肩甲骨がよく動き、巻き肩のケアになります。1日5分ほどでも続けてみましょう。

体を支える力をつける

ストレッチポールの上で片足を上げてバランスを取ると、体幹のトレーニングになります。最初は30秒から始めて、両足とも1〜2分キープできることを目指します。

関節がやわらかいタイプの方は、筋肉で体を支える力をつけることが特に大切です。

膝の力を少し抜いて立つ

膝を伸ばしきらず、少しゆるめて立つと、骨盤の位置が安定しやすくなります。最初は「ちゃんと立っていない感じ」がするかもしれませんが、少しずつ慣れていきます。

座り方とデスク環境

  • お尻を背もたれにつけ、骨盤を立てて座る
  • モニターの上端は、目線と同じかやや下に
  • キーボードは肘が90度くらいに曲がる位置に
  • 1時間に1回は立ち上がって歩く

荷物の持ち方

K様は、毎日重いノートパソコンを持ち歩いていました。片側の肩にかけ続けると、左右差が強くなります。リュックで両肩に分けるか、左右交互に持ち替えましょう。

睡眠と食事の時間

K様は睡眠が平均5時間ほどで、夕食も夜遅くになりがちでした。できるだけ睡眠時間を確保し、夕食は寝る直前を避けると、体が回復しやすくなります。寝るときはスマホを頭から離して置くと、通知や光が気にならず、眠りやすくなります。

こんなときは医療機関へ

腰に強い痛みがある、足にしびれがある、関節が外れやすい・外れたことがある、といった場合は、まず整形外科などの医療機関で診てもらってください。

通い方の目安

K様には、3か月で8回を目安に、最初の1か月は週2回、その後は間隔を空けていく計画をご提案しました。体の感覚を取り戻し、正しい姿勢を保つ力をつけ、新しい姿勢を定着させていきます。K様は、日常で使うインソールも取り入れてくださいました。

よくある質問

巻き肩と反り腰は同時に改善できますか?

はい。巻き肩と反り腰は、体がバランスを取ろうとした結果として一緒に起きていることが多いので、全身を整えて同時に見直していくことが大切です。

YouTubeのストレッチがうまくできません

体のかたよりや、関節のやわらかさ・硬さによって、合うストレッチは人それぞれです。検査で体の状態を確認したうえで、その方に合ったセルフケアをお伝えしています。

ダイビングやスポーツは続けられますか?

はい。体のかたよりを整えて、体を支える力をつけることで、好きなスポーツを続けやすくなります。

施術時間はどのくらいですか?

初回は検査とカウンセリングを含めて約90分、2回目以降は約60分です。高田馬場駅から徒歩3分なので、お仕事帰りにも通いやすい場所です。

施術は痛くないですか?

軽く揺らすソフトな施術なので、痛みはほとんどありません。硬くなっている場所に触れると、痛みやくすぐったさを感じることがあります。

料金はいくらですか?

保険適用外の自費施術です。料金は施術料金ページをご覧ください。

まとめ

巻き肩と反り腰は、体がバランスを取ろうとした結果として、セットで起きやすい姿勢です。どちらか一方だけでなく、足元から全身を整えて、日常の立ち方や座り方を見直していくことが大切です。

好きなことを続けるためにも、体からのサインに早めに気づいてあげましょう。

巻き肩について詳しくは巻き肩のページ、猫背については猫背のページ、腰痛との関係はこちらの日記でもご紹介しています。

反り腰について詳しくは、反り腰のページでもご紹介しています。

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