ピアノで手首が痛いのは姿勢が原因?弾けなくなった手首と肩を整えた整体事例【高田馬場】
趣味のピアノを弾こうとすると、手首が痛くて続けられない。洗い物を10分しただけで、手首がつらくなる。
今回ご紹介するのは、そんな手首の痛みで、大好きなピアノから離れてしまっていたK様の事例です。
検査をしてみると、手首だけでなく、肩や背中、骨盤まで硬くなっていました。ピアノと手首の痛み、そして姿勢の関係についてお伝えします。
まず確認してほしいこと
手首の痛みには、腱鞘炎や、骨・関節・神経のトラブルが隠れていることもあります。次のような場合は、まず整形外科などの医療機関で診てもらってください。
- 手首が腫れている、熱を持っている
- 指や手にしびれがある
- 手首にしこりがある
- 転んで手をついたあとから痛い
- 小指側や親指側の痛みが続いている
- じっとしていても痛む、痛みがだんだん強くなる
医療機関で骨や腱に大きな異常がないと分かったうえで、姿勢や体の使い方を見直したい方は、整体もひとつの選択肢になります。
ピアノが弾けなくなったK様
趣味も家事もつらく
K様は、もともと趣味でピアノを楽しんでいました。ピアノは、心を落ち着かせ、自分らしくいられる大切な時間だったそうです。
ところが手首の痛みが出てからは、一度ピアノを再開しようとしたものの、痛くてすぐにやめてしまったといいます。
日常でも、洗い物を10分ほど続けると手首が痛くなり、料理などの家事はご主人にお願いすることが多くなっていました。
手首をかばって、肩で動かしていた
手首が痛いと、無意識に別の場所でかばうようになります。K様も、手首をかばうために肩で動きを補っていました。
その結果、初回の検査では、肩が上がりにくく、背骨のしなりもなく、骨盤もほとんど動かない状態でした。手首の痛みが、全身の姿勢にまで広がっていたのです。
ピアノと手首・姿勢の関係
ピアノは全身で弾いている
ピアノを弾く動きは、指先だけではありません。手首の細かい角度の調整、前腕のひねり、肘の角度、肩の位置、背中や骨盤の安定。これらが連動して、はじめてなめらかに弾くことができます。
手首が硬いと、肩や背中ががんばる
K様は、手首を内側にひねる動きが特に硬くなっていました。
「手首がこっちに回りきらないと、肩で回して弾くしかないんですよね」とお伝えすると、K様も納得されていました。
本来は手首で小さく調整するところを、肩や背中の大きな筋肉で補っていたため、肩や背中が硬くなり、姿勢も崩れていったと考えられます。
力を抜くのが苦手
K様は、「力を入れるのは得意だけど、抜く感覚が分かりにくい」と話されていました。力が入ったまま固まってしまうと、前腕から手首の筋肉に負担がかかり続けます。
検査で分かった体の状態
- 手首を内側にひねる動きが硬く、左右差がある
- 前腕の筋肉が張りつめて、ゆとりがない
- 肩が上がりにくい
- 背骨のしなりがない
- 骨盤がほとんど動かない
- 筋力のテストで、力がうまく入らない
施術の流れ
土台の骨盤と背骨から
施術は、いきなり手首からではなく、体の土台である骨盤と背骨から始めました。うつ伏せで、軽く揺らすようにして整えていきます。強い力は使いません。
背骨にしなりが戻ってくると、背中や腰の張りもゆるみ、肩や首の負担も減っていきます。
全身のつながりを整える
仰向けで、足の裏、足全体、骨盤、腕、手の指、頭の順に整えていきます。手の指から肩、背中、骨盤までは、筋肉や筋膜でつながっています。手の指の動きを整えることで、全身のつながりも整いやすくなります。
手首と前腕
土台が整ったところで、手首と前腕の調整に入りました。硬くなっていた前腕をゆるめながら、手首を下に倒す動き、小指側・親指側に倒す動きを、手を添えてゆっくり誘導し、体が楽な動きを思い出せるようにしていきました。
施術後の変化
初回で感じた変化
「最初、肩が上がりにくかったのを覚えていますか?」とお聞きすると、「覚えてます」とK様。施術後は、肩がスムーズに上がるようになっていました。
背骨にもしなりが出てきて、力が入らなかった筋力のテストでも、しっかり力が入るようになっていました。
通うごとに
施術を重ねるうちに、「今日は痛みはどうですか?」とお聞きすると、「痛くはないです」と答えてくださるようになりました。手首の動きも、最初よりスムーズになってきました。
洗い物も、以前より長く続けられるようになり、簡単な料理なら自分でできるようになってきたそうです。ピアノも、短い時間なら練習できるようになり、「また弾けるかもしれない」という前向きな気持ちが戻ってきました。
変化の感じ方には個人差があります。
おうちでできるセルフケア
手首をやさしく動かす
- 反対の手で軽く支えながら、手首をゆっくり下に倒します(3秒かけて倒し、3秒かけて戻す)
- 同じように、小指側・親指側にもゆっくり倒します
- それぞれ10回ほど行います
嫌な痛みが出ない範囲で行うことが大切です。無理に動かすと、かえって筋肉が硬くなってしまいます。K様には、動画でもお渡ししました。
前腕のストレッチ
腕を前に伸ばし、反対の手で指先をやさしく手前に引くと、前腕が伸びます。手のひらを上にした場合と下にした場合の両方行いましょう。各20〜30秒が目安です。
家事のときの工夫
- 洗い物は10分ほどを目安に一度手を休め、手首をゆっくり回す
- 手首を強く曲げたまま力を入れ続けないようにする
- 重い鍋やフライパンは両手で持つ
ピアノを弾くときの工夫
- 最初は短い時間から、少しずつ練習時間を延ばす
- 練習の前後に、手首と前腕をゆっくり伸ばす
- 途中で休憩を入れて、肩を回したり、背中を伸ばしたりする
椅子の高さや手首の角度など、弾き方のフォームについては、ピアノの先生にも相談してみてください。
よくある質問
手首が痛いとき、何科に行けばいいですか?
まずは整形外科を受診してください。レントゲンなどで、骨折や腱鞘炎、関節の異常がないかを確認できます。医療機関で大きな異常がないと言われたけれど痛みが続く、姿勢や体の使い方を見直したいという場合は、整体もひとつの選択肢です。
ピアノを続けながら整えられますか?
はい。痛みの程度に合わせて、練習時間を調整しながら、体のかたよりを整えていきます。痛みが強いときは、無理せず休むことも大切です。
弾き方のフォームも教えてもらえますか?
弾き方の技術はピアノの先生にお任せしています。当院では、体のかたよりや硬さを整え、楽に弾ける体づくりをお手伝いします。
手首だけでなく、肩や背中もつらいです
K様のように、手首の痛みと肩や背中の硬さがつながっていることは少なくありません。当院では、手首だけでなく全身を確認して整えていきます。
施術は痛くないですか?
軽く揺らすソフトな施術なので、痛みはほとんどありません。施術中も「痛くないですか?」と確認しながら進めます。
施術時間と料金は?
初回は検査とカウンセリングを含めて約90分、2回目以降は約60分です。保険適用外の自費施術で、料金は施術料金ページをご覧ください。
まとめ
手首の痛みは、手首だけの問題ではなく、肩や背中、骨盤までつながっていることがあります。逆に、手首をかばう体の使い方が、姿勢の崩れにつながることもあります。
痛みが続く場合は、まず整形外科で確認したうえで、全身のバランスも見直してみてください。
楽器の演奏と姿勢については、バイオリンを弾く大学生の事例や、ピアノを弾く方が登場する40代からダンスを始めた女性の事例でもご紹介しています。肩こりについては肩こりのページもご覧ください。
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